バイクのおっさんとヘボ釣り

逝ってきますた。

おかげさまで仕事が多忙。

「本来の休業日である土日を連続で働くな！」と、有り難きお言葉を上司からいただいたのが昨年末。かと思えば、土日に出勤を余儀なくされる矛盾だらけの２・３月もすでに下旬。とりあえず、土日の２日を無事勤めあげたので、年度締めの仕事は山積みなのだが、海を眺めにいくことにした。

いつもの埠頭には15:00過ぎに到着。暖かさに釣られたお仲間が大量にいて、釣り座確保に困惑。しかたなく、タチウオ最盛期と同様、船のロープ前（北東2番ビットと3番ビットのちょうど中間）に落ち着く。



2番ビット右には、この季節には出張ってくるナマハゲさんが釣り座を開いていた。軽く雑談。

根魚×と分かり切っている釣り座なのに、明るいうちは、アイナメ目標ということにして黙々とエビを撒く。

15:00台……何もなし。
16:00台……何もなし。

16:00過ぎに、「修行ですか？」と、おもむろに後ろから尋ねられた。「修行」という揶揄を含んだ言葉を知っているということは、知り合いなのだが、とっさには気づかなかった。彼が年賀状うんぬんと語り始めたので、やっと分かった。前世紀末以来長らく会っていなかった20代の頃の同僚Y君である。彼自身がかつて釣りに凝っていたことから、webの情報を解析し、出没していそうな場所を覗いてくれたそうだ。ありがたいお話である。

17:00台……何か掛かると大いに期待したが、何もなし……orz。

日没を迎え、寒さが出てきた18:00過ぎに、Y君が埠頭を去る。ところが、その5分後、

18:10、左の穂先に初あたり。2017シーズンの初釣果はセイゴどんですた。喜び勇んで餌撒き。

18:00台……その後、大波が来たときに一度軽く穂先が止まり餌ロスト。大型ないしはウミタナゴのあたりかと思って爆撒きすれど、その後一度もあたりなし。おそらく底のボヨーンにでも鈎掛かりと推測できる。

19:00台……最後のチャンスと爆撒きに徹したが、何もなし。
20:00台……何もなし。
21:00……そんな馬鹿な……orzで、納竿。

右の方で竿を出していたナマハゲさんが、「セイゴを持って帰るなら、僕のガシラもお土産に」と丁寧に勧めてくれたので、初物という縁起担ぎで、魚を締める。



魚がいないと分かり切っている所で徒労というのはかなりこたえたので、次回は、クレーン前を狙ってみよう。