バイクのおっさんとヘボ釣り

8月上旬、地域の盆踊りに顔を出す機会があった。

踊りもたけなわのとき、目の前の奥さんの帯に挟んである団扇にふと気がついた。



なつかしいミノルタ（※）のシンボルマークが刷られていた。えっ、三木ミノルタ……。とっくの昔にコニカミノルタになっているはずなのに。その女性と談笑していたおやじも同じ団扇を持っていた。なんだか変だぞ。

今日、ふと気になったので三木ミノルタについて調べてみた。かつての「ミノルタ事務機」系列会社で、やはり4年ほど前に「コニカミノルタサプライズ関西」に改称されていた。ただし、本社の丸1年遅れ。なんと、西神にも工場があるそうで……。

おそらく関係者の家族なのだろうが、4年も使ってもらったら、団扇も本望。

シンボルマークとの再会が新鮮だったので、カメラ業界から撤退したミノルタと疎遠になっていることを少々反省した。

ただ、我が家に唯一存在するミノルタ製カメラは、最後のご奉公のつもりで、9年ほど前に買った135フィルムを使うコンパクトカメラだから、二度と使うことはないだろう。また、今後も個人でミノルタ製品を買うことはないだろう。なんだか寂しい。

明日、職場でミノルタ製印刷機でも使うか……。

※僕は、丸3年ほどミノルタでアルバイトをしていたことがある。最近よく問題になっている「家電量販店のヘルパー」にあたる仕事を、ミノルタカメラ販売に雇われて、カメラの量販店でしていただけだ。本来、ミノルタのカメラを客に勧めるのが仕事だったが、丸一日葉書のスタンプ押しをしていたこともあったり、他社のカメラを売ったり、DPEの受付をやったり、パスポート用の証明写真を撮ったりと、仕事は多種多様であった。第2希望とは言え、カメ販の就職試験もとりあえず受験し、みごとに落ちた……orz。