バイクのおっさんとヘボ釣り

逝ってきますた。

極寒の文化の日。午前中の仕事を終え、悪条件だから人は少ないだろうとたかをくくって、いつもの突堤へ。

餌屋は鬼婆。最悪ですた。１・３の餌は20:00過ぎには底をつくはず……orz。

16:30から、2番ピットと3番ピットのちょうど真ん中で竿を出す。表参道に船が停泊しているせいで、予想より混雑していた。

17:00には、もうガシラを釣った。17:10にもガシラを釣った。ただし、10cm……orz。

左隣のファミリーのママさんが、「ミニガシラでも釣りたいわあ。」とぼやいているので、「12月になったら、いい型のガシラが嫌になるほど釣れるよ。その代わり、今日より寒いかもしれん。」と本当のことを言ってしまった。

実のところ、10cmガシラのあたりは極小で、子どもや大人でも完全素人には掛けることが難しいだろうなと思った。

ミニマムガシラの顎に鈎を掛けたことを自慢してもしかたがないので、「もうちっと大きくなあれ！」とお願いしておいたら、17:20から10分おきに17cm・18cm・19cmと少しずつ大きくなるガシラが釣れた。

中型1匹目が釣れたとき、突然左隣のパパがあいさつしてきた。僕はすでに名前も思い出していたのだが、なにわナンバーの車に乗っていたので、自信がなかったのだ。兵庫区の職場にいるときの知りあいで、25年ぶりの再会だった。10歳も違うのにウグイスボール頭のパパの方が年上みたいなので、妙な気分になった。

彼にガシラ2匹を引き取ってもらう。日没後の帰り際、ウグイスファミリーが余ったシラサをくれた。例によってわらしべ長者である。謝謝。

18:10に、待ちに待ったゆっくり穂先が下がっていくあたり。

ガツン！

あれえ、根掛かりかいな。

エッ、根掛かりちゃう。動いてる。ヨッシャー！

プッツン……orz。

あまりに重すぎてびっくりしますた。ハリスはちもとでプッツン……orz。

スズキでしょうな。とにかく重すぎ。1時間は食ってこないだろな。

結局、2時間穂先は動かなかった。

20:10のピクンからスーッもきれいにあわせて、ガツン。

ヤターーーー！とやりとりを開始したら、プッツン。

北埠頭でもらった病気が治りません……orz。

本来なら、このあたりで餌切れだったが、わらしべのおかげで粘る。ただし、寒すぎ。

20:30から21:20まで、腕の体操。おそらく、気合いを入れた素振り、否素鈎を20回以上引いた。まったく鈎掛かりしなかったから、子イカの類だと思う。

21:20にイカ？の猛攻が突然やんだので、大きな魚が近寄っていると予測できた。

21:40を最後の撒き餌にして、穂先を注視。予想通り、穂先がピクン。あわせを試してみますた。

ガツン。

よっしゃー。でも重くない。あっという間にタモ入れ。ジャスト40cmと思われる義理ハネだった。

ちょっと落胆しつつも、ちょっとうれしく、久しぶりの記念写真だけ撮った。



だじゃれが大好きな上司に感化されたのか、兵突を発つとき、つい「これでは、イカんなあ」と独り言をつぶやいてしまった。