バイクのおっさんとヘボ釣り

困ったときの……。

タチウオシーズンも、たけなわ。

9月以降は、「釣り座を開く場所さえない」を食らわされ、まともに魚釣りができたのは、月に一度程度。しかも、指定席付近に陣取れたときだけだった。

昨夜は風が強いためパスしたが、やはり釣りには逝かねばならぬ。ということで、とっておきの場所へ行って来た。

餌屋は福の神。餌を受け取って店を出るとき、「いっぱいやろ。」と言われたが、「今日はPIに逝く」と答えた。

そう北埠頭へ逝ったのだ。いつものところに着いてみると、南側は人が多く、北側は閑散としていた。老夫婦と中年夫婦の二組がサビキの竿を出しているだけ。がらんとした間に入る。

16:00エビ撒きスタート。タナは4.5mに設定。例によって、何にも掛かりません。左隣のお婆さんによれば、朝の8:30から竿を出して、なーーんにも来てないとか。えらい根性おますなあ……orz。

ところが、17:00ジャスト、右隣のおじさんが、いい型のアジを掛けた。その後、僕の穂先にもすぐに反応が……。あわせると、ミニセイゴかな？いいえ、19cmもある赤アジですた……orz。右のおじさんに差し上げる。

おじさんは、ぽつぽつアジを掛けてごきげんである。僕の方は、アジが来たのが辛くて意気消沈しながらも、爆撒きしてみますた。

北埠頭の神様はほほえんでくれますた。17:11にグンと穂先が入る。重い。やっほおーーーー。斉くんをタモ入れ成功。やはり黒い。まあ、40cmは完全に越えているからハネと呼んでも怒られんやろ。



当然のごとく放流して、次のあたりを待つ。すぐに反応がありますた。でも25cmセイゴ。うーーーん、これだけは許して。

でも、真っ暗になりかけた17:22にまたセイゴ族のあたりです。乗りますた。さっきのより少し小さいサイズ。縮んだのかな？……orz。

「シラサの飲ませ釣り」がうまい人のための嫌みなのか、「閂に入った鈎」がはっきりと写っているので、参考にするとよい。



その頃、3333の車に乗ったおじさんが、老夫婦の後に入ってきて、いきなりタチウオを掛けた。いつもの短い奴だがさすがに太い。彼は、かなり上手で10分おきぐらいにタチウオを掛けていた。

その後、また25cmセイゴが来て、あたりは静まりかえる。最後にでかいのが欲しいなあと思い、爆撒き第二弾。

暗闇の中で穂先が入ったのが、18:07。本日のセイゴでいちばんでかいのが掛かりますた。またもや静まりかえる。



爆撒きしすぎたせいか、残りの餌が少なくなったので、釣り座の記念写真を撮って遊んでいた。



一度だけ、波に乗して小さく穂先が動き、結果として餌を取られていたが、以後まったく反応がなくなり、19:00過ぎには篤姫を見るため（嘘）、納竿。

おもしろかったよ。ありがとう、北埠頭の神様。