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2007年10月28日

ピジョンミルク

職場の庭で、キジバトの巣を観察して、すでに1か月が過ぎた。

早朝・昼休み・夕方の3回ぐらい巣の下で数分観察するのみだが、

1、つがいによる、簡素な巣作り。
他の鳥よりも浅く、小さな、それはそれは貧弱な巣をかける。地上2.5mぐらいのところに営巣。初めは、巣作りの練習でもしているのかと思った。頻繁に小枝を運んでいた方がおそらく雄。

2、交替しているようだが、よく分からない抱卵。
初夏に芝生でよくひなたぼっこをしていたつがいだと思うのだが、素人目では、雌雄の区別がつかない。いつ見ても、抱卵していた。

3、抱卵時よりも、すこし浮いた状態の抱雛。
おそらく、10/20・21までには孵化したものと思われるが、いつも通り親鳩が巣に座っているので、雛の顔を見るまで気づかなかった。強いて言えば、以前より体を浮かせている。

4、雛を放置して、親鳩が巣付近から消えたのは、10/26が初めて。
webで検索してみると、親鳩と同等のサイズになるまでずっと一緒にいるというような情報を見つけたが、まだ体長は親の半分程度。

5、実は上からも巣が観察できる場所
抱卵中に、一度真上から眺めてみた。1.5mほど向こうにいる親鳩と視線が合ったので、気の毒になってやめた。親鳩がいないとき、もう一度眺めに行きたい。雛が一羽なのか二羽なのかを確かめるのが目的。親鳩の腹の下から時折見える雛の頭はいつも一羽だけだった。

6、何よりもすばらしいピジョンミルク
他の鳥の繁殖が皆無のこの時期に、安心して雛を育てられるのは、ピジョンミルクのおかげ。親鳩は、巣に虫など運んではこない。自分の腹の中に食いだめした雛の餌が入っている。しかもピジョンミルクは雌雄ともに供給可能らしい。知恵によって食糧確保に成功し、365日繁殖可能な人間もすばらしいが、キジバトには恐れ入った。日本本土にいる鳥類で真冬以外ならすべて繁殖可能というのは、もしかしたらキジバトだけ?



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