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2009年05月31日

人びとの忘れもの・残されたフィルム…(2006/01/18)

今日、昼休みに内海隆一郎の『残されたフィルム』を読んでみた。

短編集である「人びとの忘れもの」に収録されている。かつて人にわざわざ探し出してもらった絶版本なのに、仕舞いこんで忘れていたのが、ひょんなことから見つかったのだ。

内容はすべて覚えていたのだが、以前から気になっていたことが1点、今日始めて気づいたことが1点あった。

以前から気になっていたことは、裏蓋を開いてしまったカメラのフィルムが現像してプリントになるかどうかということ。普通はほとんどだめになるが、ラッキーなら中心部(カウンターの1~数枚)が生き残る。

ただし、新しいカメラの一部は、カウンター0の段階でパトローネからカメラのスプールにすべてのフィルムを巻き取ってしまうので、撮影済みのフィルムは裏蓋を開いてもまったく被害なしという例外もある。もちろん、昭和46年(1971)にそんなものが存在しないのは言うまでもない。

今日気づいたことは、昭和46年に24枚撮りフィルムはまだ販売されていないということ。この年、僕は小学校6年~中学校1年だったのだが、すでにOlympusPEN-Sを父からもらっていた。確か、40枚撮りだったと思う。僕が高校生になってNikonを使い始めたころ、20→24枚撮りに代わったと思う。

この件は昭和57年当時に著述した内海さんの無知だ。もちろんうっかり勘違いの類だが、この作品では細かいことが重要になるだけに、うっかりは許されない。

4月下旬以降に咲くソメイヨシノと○○中央病院の組み合わせがこの作品のキーポイントになる。そんな些細なことで写真の主が分かるという落ちだ。

でも、この短編集に共通する主題は「人びとの忘れもの」。つまらない揚げ足取りはどうでもいいのだ。



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