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2009年05月31日

平家物語・木曾義仲のこと……(2005/10/28)

数々の無法におよび、結果的には同族に滅ぼされた悲劇の大将軍。

乳母子の今井四郎の死に様が男らしく格好いいだけに、粟津でのみじめな最期はあまりにも気の毒。

そんな義仲の話の中では、猫間中納言とのやりとりがとりわけおもしろい。

義仲は武勇に優れるが、田舎育ちゆえ、当時の教養の一つである「有職故実」などおかまいなし。粗野なふるまいが目立つという主旨の段だと思う。

猫間中納言が訪ねてきたとき、粗野な作りのどんぶりに飯を大盛りにして、最大の歓迎のつもりで接待する。新鮮な平茸もあったから、彼にとっては、それこそ「御馳走」なのだ。

お公家さまである猫間中納言は、いくら勧められても、そんな野趣あふれる食事は恐ろしくて喉を通らない。

どちらの考え・行動も、現代のわれわれとはかなりの違いがある。しかし、世はグローバル。日本でもど田舎の郷土料理や、発展途上国への旅行を楽しむときの大きなヒントになるかもしれない。



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