バイクのおっさんとヘボ釣り

最近は、子どもたちが「自分の世界」を築きつつあるので、休日は山の神と二人っきりでいることが多い。

昨夜も二人で飯を食った。彼女が餃子を作ってくれたので、「うまい、うまい。」を連呼して食いたかったのだが、ゴマ油が切れていて、ちょっと物足りなかった。「ゴマ油を頼むわな。」と食後にお願いしておいたが、彼女がその意味を本当に理解してくれるかどうか……。

さて、今日も家に戻ってみると、彼女しかいない。「コーヒーでも飲む？」いつもとは違って、非常にやさしい。「おながいします。」

おいしいコーヒーをすすりつつ、このブログに書き込んでいたら、突然、

「ビデオカードって何？」
「PCの表示全般をつかさどるパーツやけど……。」
「うちのPCでは、ビデオカードが原因でセカンドライフができないんやけど。」
「うん、G200やから3Dの性能が低すぎて使えんと思うわ。その代わり、事務に使うんやったら、20世紀の最強クラスやで。君の事務所にはG100、君のPCはG200、これにはG400を挿してある。ほんまの最強はこのPCに入っているG400。この時期のMatroxのカードには、ケミコンが一つもないから、正真正銘10年は使える鉄板のカードや。」
「Gなんたらとか言われても……。」
「GはGでも、Geforceの5000番台ぐらいから実用になるんと違うかな？」
「はぁ？」
「まあ、事務と音楽に特化してPCを組み立てたんやから、それ以上のことを望まんことやな。仕事PCで遊んだらあかんよ。」
「5/7から、店が出るんやけど。」
「ほっといたらえんやん。」
「いずれ、セカンドライフできるようにしてね。」
「じゃあ、メールとデータを整理しておいて。そろそろGHzクラスのPCに入れ替えよか。Geforceの代わりにRadeonでも手に入れておくわ。」
「それを言われるのが一番つらい……。」

仕事に必須のデータさえ、きちんと整理できない人が、新しいPCに移行するのは大変だと思うんだけどな……。

彼女は、昨年渡した256MBのUSBメモリに、まだデータをほとんど入れていない。