SocketAM2であれこれ

p2b_b

2008年01月09日 21:22

1/7、職場に先輩がAthlon64x2というCPUが載ったPCを持ってきた。仕事は休みなんだが、PCが足りないと困る人もいるだろうとのありがたい配慮である。

パーツは11月に発注を掛けていたが、東京から送ってきたせいか、約束の最終期限である12/28にやっと着いたそうである。正月の休暇中に、こつこつと組み立てたらしい。高性能とは言え、オールインワンマザーだから、あっと言う間に組み上がるはずだ。

傑作だったのは、祖父の若造にまんまとだまされて、USB接続の外付けFDDを買っていたこと。実は、FDDコネクタはもちろん、FDDケーブルまでマザーに同梱されていた。内蔵ドライブならつまらないお手当ては要らないのだが、結局僕がドライバを見つけてインストールするはめになった。

Athlonのモデルナンバーは4000+。2GHzぐらいのコアが二つだ。OSには2000を入れることまで決まっていたが、僕が職場に転がっている2000Serverを入れたらと提案したら、即刻実行することになった。

SATA接続の300GBのHDは案の定120GBしか認識せず、なかなか手強い。幸い、再起動後もなんとか立ち上がったので、マザーボードの添付CDを入れたら、エラーの嵐。SP4を未導入だったことも一因だったが、後に自動的に立ち上がるシェル扱いのセットアッププログラムに不具合があることも分かった。

何度か試行錯誤して、チップセットとビデオのドライバは入ったので、事務に必要なアプリケーションは先輩が入れた。先輩はパッチ当てをしない人なので、Office2000(職場のはPro版)のSP3や一太郎2006の重大なパッチは全部僕がお手当てした。最も悲しかったのは、OfficeXPのVL正規版があるのに、シリアルナンバーが見つからないことだった。宝の持ち腐れだたよ……orz。

この新PCは、たった二日間で、爆速PCとして職場の人気者になった。実際には、USB2メモリの読み書きが速いのが原因だと思うのだが、Officeなどは目にも止まらない速さで立ち上がるので、それに皆が驚いたらしい。ビデオ編集あたりに使ってこそ、初めて価値が分かるはずなのだが……。メモリはDDR2だらから当然2GB。

今日、後輩がこのPCを使っていて、「メディアプレーヤがVer6ですよ。」と確認してきた。その通りなのだが、確かに現在のマルチメディアにはふさわしくない仕様だ。DirectXの件もあったが、「エラーが出て、サウンドのドライバがまだ入ってないんだ。スピーカもないし……。」と答えたら、本気だったらしく、スピーカを持ってきた。

なんと、数年前職場のPCを20台近く廃棄するときに、何かに使えればと確保していたものらしい。元々職場の物だから召し上げることにした。そこまでしてもらって「音が鳴らない」というのは申し訳ないので、ドライバを入れた。

CDを入れ、自動的に立ち上がるアプリケーションを閉じ、サウンドドライバが入っていそうなフォルダを深く掘っていくと、setup.exeが見つかった。実行してみると、自動的にもう一つ立ち上がっていたが、無視して一つだけお手当て。

再起動してみると、みごとにデバイスマネージャの黄色いPCIデバイスが消えていた。音も鳴る。

マザーボードはGA-MA69G-S3Hという型番で、昨年の夏に新規出荷されたもの。CPUは最安値のデュアルコアだ。両方買っても2万円程度。2GBのメモリを足しても3万以下で収まる。





「電源込みで35000円以内は確実だなあ。」と考えていると、「久しぶりに新品。それも、非IntelCPUを使ってみるか。」という気持ちがむくむくとわき上がってきた。

Pentium750MHz+Memory384MB+HD60GB(現在は768MB+80GB)の環境を自宅で使って幸せに浸っていたころ、職場に2.4GHz+512MB+320GBのモンスターがやってきたが、少しも魅力を感じなかった。動作がたいして速くなかったからだ。けれど、今回のは違う。間違いなく速い。何をしても速すぎるのだ。

35000円ぐらいの小金なら、なんとかかき集められそうな気がする。


あなたにおススメの記事
関連記事